あんこらりあ絵日記

あんこ in オーストラリア w/理系夫 (feat. のりお)

お客様は悪魔①

ある日、オーストラリアのカフェでバイト中、同僚のベトナム系オーストラリア人の女の子が急に「もう、人が大嫌い。言いたい放題でわがままで傲慢でうんざり」と吐き出した。この気持ち、すごくわかる

ベジタリアンが多いオーストラリアでは、レストランでの要望もすごく細かく、お肉を入れないことはもちろん、調理器具もお肉を焼くものと分けろと言ってくる。あるベジタリアンの客はきのこが入っていたことで大激怒し、お店に苦情を入れてきたり、ある客は生春巻きがグルテンフリーかどうか聞いてきて、ライスペーパーだから大丈夫というと醤油使ってますよね?グルテン入ってますよね?と矢継ぎ早に質問してきた

フライパンを分けろというベジタリアンの方には、わかりましたと言って、同じフライパンを使っていた、笑。

キッチンも忙しいのに、そんな特別扱いはできません。

でも絶対気づかれないんですよね。

きのこで苦情の人は、私は対応しなかったのですが、はたから見ても尋常じゃない相当な怒り方だったので、てっきり虫か異物でも入ってたのかと思ったら、きのこ…

その後、全額返金でなんとかなだめた感じでした。

このグルテンフリーの客もそうだけど、基本的にこういう人たちは「知ってて当然、やってくれて当然」といった口調で話してくるので、人が嫌いになるのもすごくわかるのでした。

(結局、生春巻きは醤油を使ってなかったのでグルテンフリーでした)

★つづきはこちら↓

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★カスタマイズは当たり前↓

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★こんな客には相応の態度で↓

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オーストラリアのパスタ事情

イタリアンレストランでアルデンテを知らないオーストラリア人店員がいると、がっかりするし、案の定パスタもすごく柔らかくてあまりおいしくない。

店員がイタリア人で、アルデンテをすぐに理解してくれるとめちゃ安心するしパスタもちゃんとアルデンテでおいしいが、それでもちゃんと言わないと柔らかいパスタが出てくる。その点、日本は何も言わなくても基本がアルデンテのパスタが出てくるので、最高です

勝手にアルデンテなんて、柔らかいパスタが好きなオーストラリア人からしたらクレーム案件。

パスタを「アルデンテ」にして食べるという概念がないから、通じないのも当然なのです。

日本人はなぜこんなに美味しい食べ方を知っているのでしょうか…

日本で、日本人によって作られた、完璧なアルデンテのパスタを食べながら、日本人でよかった…と心底思うのでした(イタリア料理なのに)

★オーストラリアで人気のパスタ料理↓

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★自称グルメなオーストラリア人たち↓

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そっくりだけど全然違う職業

シドニーの都心ど真ん中に購入した高層マンションに住み、休日は郊外の別荘で過ごし、生花、書道、フラメンコなど多数の趣味に通うウクライナ人の友達のお宅は明らかにお金持ち。そんなある日、彼女の旦那さんの話になり、なんと職業ははバリスタだという。私はてっきりカフェでコーヒーを作るバリスタを思い浮かべて、えっバリスタってそんなに儲かるの?と思い戸惑っていたらそんな私を見て何かを察した彼女

カフェのバリスタ(barista)じゃなくて法廷弁護人(barrister)のバリスターだった

そりゃ金持ちだわ(ど納得)

この二つ、微妙に発音が違うんだけど、そっくりなんです。

英語ネイティブは間違えたりしないのかな?と思っていたら、こんな絵が…

Barrister vs Barista

バリスター(弁護人)が求人の仕事内容をちゃんと確認しなかったために、コーヒーを作るはめに…

やっぱり間違えちゃうんだ、笑

★この夫婦登場回↓

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★めちゃくちゃ日本びいきな友達↓

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麦茶と思って飲んだらめんつゆだった気分

オーストラリアに引っ越してすぐの頃、夫テテと中華街を散策していたら喉が渇いてきた。その時中華系のコンビニにペットボトルの緑茶が置いてあるのを見つけ、日本を出て以来ずっと飲んでないのを思い出して、緑茶が大好きな私は迷わずそれを買った。が、一口飲んで衝撃。緑茶が…甘いだと…?!

甘い緑茶など飲んだこともないので夫テテにあげると、中国人は緑茶に砂糖を入れて飲むとのこと。そういうことは先に言えー!

砂糖入りとはつゆ知らずウキウキと買う私を前に、何も言わなかった夫のテテ。

忘れてたんだって…(このやろッ)

その後オーストラリアにいた5年半の間に、ライチ入り緑茶とかグレープフルーツ入り緑茶とかいろいろ飲んで、だんだん甘い緑茶に慣れてきたので、今なら飲めると思う。

でも緑茶はやっぱり、そのままが一番!

★日本の良いものシリーズ↓

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売り切れ御免

これまた語学学校の卒業パーティーでのお話。

オーストラリアで通った語学学校の卒業パーティーではみんながそれぞれ食べ物や飲み物を持ち寄った。手作りでもいいし、買ってきてもOKなので、めんどくさがりの私はもちろん買っていった。日本人だからという単純な理由で寿司を選んだが、これがクラスメイトたちに大ウケ

ちょっと目を離した隙に私が買ってきた寿司たちは跡形もなく食べられていて、私の分がなくなっていた

寿司っておやつじゃないし、食べにくいかな?と思って自信なかったんだけど

みんなこんなに喜んでくれるんだったら

もっと買ってくればよかったよ。

私も…

食べたかったんだ…

★前回のお話はこちら↓

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★オーストラリアの「SUSHI」↓

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★日本食が大好きな友達↓

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禁断のパーティー

オーストラリアで通っていたある語学学校で、みんなでお菓子や飲み物を持ち寄って卒業パーティーをしたとき、ロシア人の生徒がこっそり赤ワインを鞄に忍ばせていた。オーストラリアはお酒の規制がとても厳しく、認められた場所でしか飲んではいけない(学校の教室なんてもってのほか)なので一斉に先生に向けられる生徒たちの視線

すると先生は、内緒よ?と認めてくれるどころか、外から見えないようにカーテンを閉めたり窓を覆い隠すように指示し始めた。そんな先生は誰よりも生き生きしていた

先生が一番嬉しそうだった。

ドアについてる窓を紙で覆って、カーテンも閉め切って、禁断のパーティーの始まり。

このロシア人の生徒はオーストラリアでいくつかお洒落なレストランを経営していて、持ってきてくれたワインもとてもいい物でした。

おいしかったし、みんなでイケナイことしている感が、なんだか面白かったです。

★こういう人たちがいるから規制が厳しくなる↓

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★オーストラリアで人気の日本のお酒…!?↓

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★日本のビールはやっぱり美味しい↓

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のりおのオーストラリア豆知識

のりお

「Alcohol Free Zone(アルコール・フリー・ゾーン)」と書かれた看板を街でよく見かけるけど、それは「飲酒禁止ゾーン」という意味。決して無料で酒が飲めるとか、自由に飲めるとかいう意味ではないので注意!

つい出てしまったコトバ

バイト先のカフェで結構忙しかった日、マネージャーが今日は早く帰ると行って帰る準備をし始めた。それを聞いて、マネージャーなのに早く帰るの?とつい言ってしまった私

すると近くにいたフランス人の同僚が彼には彼の人生があると言った。うむ、確かにな。私って日本人だなぁ、と思った出来事

日本で働いていたときは、上司はみんなが帰るまで帰らないって風潮があったので、つい…

でもオーストラリア(とフランス)ではマネージャーだろうがなんだろうが、一人の人間としての人生を尊重するということにハッとさせられた出来事でした。

★スタッフの取り扱いが上手いマネージャー↓

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★英語が苦手(?)なマネージャー↓

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★このフランス人の同僚登場回↓

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日本語レッスンは修行

オーストラリアにいた頃、一時期私は日本語レッスンをオンラインでしていた。いろんな世界の生徒に教えて、いろんなひとたちがいたけど、中でもレッスン中に結構本格的に食事を始める生徒にはびっくりした。あるアメリカ人親子は何も言わずにいきなり食べ始めて、こちらが戸惑って、しばらく待っていると…

私たちは食べてるから、レッスンを続けて、と言われた。ええ…。そして、あるフィリピン人男性の生徒は一応食べる前に断ってくれて、気をつかってか、食事中はスカイプのカメラをオフにしてくれたのだが…

音声はもちろんオンのままなので、咀嚼音がヘッドフォンから聞こえる。そして食べている間は向こうは話せないので、こちらはただひたすら咀嚼音をBGMに待つしかない、とても切ない時間だった

心を無にして待つのです。

しかし、おやつならまだしも食事て…

カジュアルなフリートークならわかるけど、ちゃんとしたレッスンですよ…(そう思われてなかったのか)

いいんだけどさ…

★こんな変わった生徒もいた↓

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★とにかく通信が悪いオーストラリア↓

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のりおのオーストラリア豆知識

のりお

「タンクトップ」はアメリカ英語。オーストラリアでは「Singlet(シングレット)」というよ!

オーストラリアの国民性…?

オーストラリア人に写真を撮ってもらうと、だいたいブレてる。たまに気を利かせて数枚撮ってくれる場合もあるが

その数枚の写真全部がやはりブレている。もはや才能である

「自分、写真撮るの下手なんだ」って自己申告してくる人もいる(どんだけ)

撮ってもらうと…

もうブレまくってる。

そういえば、オーストラリア育ちの夫テテも、写真が下手だ…

★ミスも多い国民性↓

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★コーラ好きな国民性↓

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★ちょっとの秒差なんて気にしない国民性↓

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のりおのオーストラリア豆知識

のりお

「手ブレ」は「camera shake」、「ピンボケ写真」は「blurry photo」というよ。