あんこらりあ絵日記

あんこ in オーストラリア w/理系夫 (feat. のりお)

食に貪欲な彼女

日本語を勉強している人たちでも、刺身や寿司などの生魚や生肉が食べられなかったり、鯨肉や馬肉を食べる日本の食文化に否定的だったりする。でも私のイタリア人の友達は、食にかなり貪欲で刺身も寿司も鶏の内臓も生の牛肉も、馬肉も大好き

さらに日本人の私ですら食べたことない鯨肉を日本で食べておいしかったと嬉しそうに話していてびっくりした

外国人(特にオーストラリア人)と食について話すとき、ちょっと気を遣うんだけど、この友達は食べられるものはとにかく食べる精神なので、とても気楽に話せます。

でも鯨肉を食べたと聞いたときはさすがにビックリした。海外では捕鯨に否定的な人が特に多くいるので…

おいしかった〜と、それはそれは幸せそうに話していて、反捕鯨派のオーストラリア人が聞いたらドン引きしそう。

★オーストラリア人は食に細かい↓

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★マナーには厳しい友達↓

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何料理のお店?

オーストラリアでフレンチやイタリアンなどの高級レストランに行くと、だいたいメニューに日本語の食材や料理名が入っている。miso(味噌)koji(麹)shiitake(椎茸)kombu(昆布)koshihikari rice(コシヒカリ米)wasabi(わさび)uni(ウニ)ama ebi (甘エビ)kabu (カブ)hatsuka daikon (二十日大根)chawanmushi(茶碗蒸し)など。さらに、umami(うま味)といった食材じゃないものまでメニューに入っていた

基本味の一つ、うま味…英語でも「umami」といいます。発音は「ゥマーミィ」みたいな感じ。

イタリアンでもフレンチでも、高級レストランのメニューにはだいたい日本語が使われているので、ここ何料理の店だっけ?と一瞬混乱する。

ウニとか、ちゃんとsea urchinって英語があるのに何故わざわざU・N・I…

でも日本語が「とりあえず使っとけば、良さげに見える」みたいな、日本で言うフランス語的位置付けで使われているとしたら、それはそれで嬉しいですね。

★オーストラリアの食事情↓

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のりおのオーストラリア豆知識

のりお

グルメ(gourmet)は英語の発音だと「ゴーメイ」に近いよ。名詞だと「美食家」、形容詞だと「質の高い(食べ物)」の意味になるよ!

犬が超絶苦手な国民

オーストラリアでのりお(犬)と散歩中、インド人らしき人とすれ違うと、彼らは尋常じゃないほど犬を怖がり、たまに悲鳴を上げながら、ものすごい勢いで避ける。住んでいたマンションが崩壊危機で帰れなくなり、ホテル暮らしをしていたとき、清掃の時間になったのでのりおをキャリーの中に入れたままホテルの部屋に置いて、ホテルに併設のカフェで掃除が終わるまで時間を潰すことにした

しかし、時間になって部屋に戻ってみると、まだ掃除されていない。フロントに確認すると、犬がいたから清掃員が部屋に入れなかったとのこと。キャリーの中にいるのに…と疑問に思ったが清掃員をみて謎が解けた。清掃員二人とも、インド人だった

最初に清掃に入ろうとした時に、のりおがちょっと吠えたようで、その時点で部屋に入るのを断念したとのこと。

再度来てくれたときも「犬はどこ?」「噛まない?」と怖がってなかなか部屋に入ってこないので、キャリーの中に入れてるし、私のそばに置いておくから、大丈夫!と説得して、なんとか掃除してもらった。

掃除中も怯えた様子でこちらをチラチラ見ていて、なんだかすごく申し訳ない気持ちになった。

★インド人が犬嫌いなのにはこんな理由があるそうです↓
(英語の後に日本語が続きます)

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★参照のお話はこちら(全13話)↓

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★インドの国民性シリーズ↓

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のりおのオーストラリア豆知識

のりお

狂犬病は英語で「Rabies(レイビーズ)」というよ。オーストラリアは日本と同じ、狂犬病清浄国。でもコウモリには要注意!

家族間のあいさつ

ウクライナ人の友達の家で日本語を教えていた時、オーストラリア人の旦那さんが帰ってきて、奥さんに日本語でただいまと言い、奥さんは旦那さんに日本語でおかえりと言った。私がいるから日本語を使ったのかと思いきやいつもただいま、おかえり、行ってきます、いってらっしゃい、いただきます、ごちそうさまなどの挨拶は日本語で言っているとのこと

さらにウクライナにいる娘さんの旦那さんも日本が好きで日本語でおかえりなさいと言ってくるので、日本語でただいまと返すらしい。なにこの尊い家族

遠い異国の地で、日本人じゃない人たちが、日本語で挨拶している…

なんだか嬉しいですね。

★高級寿司に挑戦した夫婦↓

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★私と彼女との出会い↓

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お客様は悪魔③

★①はこちら↓

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★②はこちら↓

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オーストラリアのバイト先のベトナム系カフェで、料理の名前が思い出せず、牛肉と麺のやつと注文してきた客がいた。そのカフェにはフォーかホーファンの2種類しかなかったのだが、フォーはとても有名で簡単な名前だったので、名前が出てこないということは、ホーファンなのだろうと思った

だが念のため、メニューの指差し&ダブルチェックでホーファンか確認、すると客はそのホーファンを二つ注文した。しかし、料理がくると、欲しかったのはこれじゃない、と。

焦った私はホーファンって言いましたよね?と聞くと、悪びれる様子もなくフォーと間違えた、としれっとぬかす客。とにかくこれじゃないと主張した後、料理には手をつけず、笑顔でこっちを見ている。

ホーファンを下げて、フォーを持ってきてくれますよね?という無言の圧力をかけてくる客。う、嘘でしょ…?

この後、キッチンにいるオーナーにめちゃくちゃ怒られた。

私がこの客の立場だったら、自分の非を認めて、来た料理を黙って食べるのだけど、それが普通ではないの…?

それで、その間違えた料理も意外とおいしかったりして、ラッキー♪ってなったり。

このホーファンもすっごく美味しいので、

そのチャンスを逃しやがって…

ああ、もったいない…

と心の中で思っても、私にできることは何もないのでした。

★お辞儀にクレームをいれるオーストラリア人↓

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★アレルギーじゃなくてもグルテンフリーを頼むオーストラリア人↓

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お客様は悪魔②

★①はこちら↓

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ある朝、バイト先のカフェでカフェラテを普通の牛乳ではなく、アーモンドミルクで頼んだ女性がいた。アーモンドミルクは追加で50セントかかるので、通常の金額3ドル50セント+50セントの4ドルと金額を言うと、違う、と。すかさずマネージャーがこの人はチャージ不要だと横から言ってきた

まあそういうことならと通常料金の3.5ドルと言うと、イライラした顔でこれ見よがしにでっかいため息!するとマネージャーがこの人は自分専用のアーモンドミルクを買って持ってきて店にキープしてあるから、コーヒーの分だけチャージで3ドルなんだと私に説明した。そんな前代未聞な特別なことをしてあげてるのに、なんでそんなことも知らないの?という眼差しで睨んでくる謙虚さや感謝の気持ちのかけらもない超感じの悪い客だった

なんなんだろう。

スタッフ間で情報共有できてなかったのが気に入らなかったのか。

でも…

それほど特別なことをして"もらってる"という感謝の気持ちはないのかな…

と、こういう人を見ると考えてしまいます。

ていうかこの人、オーガニックのを自分用に買ってきてたけど、普通のアーモンドミルク入れても気づかなそう…

うん、絶対気づかない。

★こんなふうに…↓

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★③はこちら↓

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お客様は悪魔①

ある日、オーストラリアのカフェでバイト中、同僚のベトナム系オーストラリア人の女の子が急に「もう、人が大嫌い。言いたい放題でわがままで傲慢でうんざり」と吐き出した。この気持ち、すごくわかる

ベジタリアンが多いオーストラリアでは、レストランでの要望もすごく細かく、お肉を入れないことはもちろん、調理器具もお肉を焼くものと分けろと言ってくる。あるベジタリアンの客はきのこが入っていたことで大激怒し、お店に苦情を入れてきたり、ある客は生春巻きがグルテンフリーかどうか聞いてきて、ライスペーパーだから大丈夫というと醤油使ってますよね?グルテン入ってますよね?と矢継ぎ早に質問してきた

フライパンを分けろというベジタリアンの方には、わかりましたと言って、同じフライパンを使っていた、笑。

キッチンも忙しいのに、そんな特別扱いはできません。

でも絶対気づかれないんですよね。

きのこで苦情の人は、私は対応しなかったのですが、はたから見ても尋常じゃない相当な怒り方だったので、てっきり虫か異物でも入ってたのかと思ったら、きのこ…

その後、全額返金でなんとかなだめた感じでした。

このグルテンフリーの客もそうだけど、基本的にこういう人たちは「知ってて当然、やってくれて当然」といった口調で話してくるので、人が嫌いになるのもすごくわかるのでした。

(結局、生春巻きは醤油を使ってなかったのでグルテンフリーでした)

★つづきはこちら↓

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★カスタマイズは当たり前↓

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★こんな客には相応の態度で↓

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オーストラリアで私がハマった食べ物

オーストラリアの食べ物で私が唯一ハマった食べ物はトースティ(いわゆるホットサンド)!バイト先のカフェでまかないとして食べているうちにどんどん好きになり、ついにカフェに置いてあるものと同じ本格ホットプレートを自宅用に買ったほど。

おすすめの食べ方はちょっとお高いハム、チーズ、ピクルスをバターをたっぷり塗ったパンで挟んで焼くだけ!これをほぼ毎日食べていた時期もあったが、ホットプレートは日本に帰る時に泣く泣く手放した。そして気づいた時にはめちゃ太っていた

恐るべし食べ物…!

でもオーストラリアに行ったら絶対また食べる!

★オーストラリアのいいところ↓

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オーストラリアのパスタ事情

イタリアンレストランでアルデンテを知らないオーストラリア人店員がいると、がっかりするし、案の定パスタもすごく柔らかくてあまりおいしくない。

店員がイタリア人で、アルデンテをすぐに理解してくれるとめちゃ安心するしパスタもちゃんとアルデンテでおいしいが、それでもちゃんと言わないと柔らかいパスタが出てくる。その点、日本は何も言わなくても基本がアルデンテのパスタが出てくるので、最高です

勝手にアルデンテなんて、柔らかいパスタが好きなオーストラリア人からしたらクレーム案件。

パスタを「アルデンテ」にして食べるという概念がないから、通じないのも当然なのです。

日本人はなぜこんなに美味しい食べ方を知っているのでしょうか…

日本で、日本人によって作られた、完璧なアルデンテのパスタを食べながら、日本人でよかった…と心底思うのでした(イタリア料理なのに)

★オーストラリアで人気のパスタ料理↓

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★自称グルメなオーストラリア人たち↓

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そっくりだけど全然違う職業

シドニーの都心ど真ん中に購入した高層マンションに住み、休日は郊外の別荘で過ごし、生花、書道、フラメンコなど多数の趣味に通うウクライナ人の友達のお宅は明らかにお金持ち。そんなある日、彼女の旦那さんの話になり、なんと職業ははバリスタだという。私はてっきりカフェでコーヒーを作るバリスタを思い浮かべて、えっバリスタってそんなに儲かるの?と思い戸惑っていたらそんな私を見て何かを察した彼女

カフェのバリスタ(barista)じゃなくて法廷弁護人(barrister)のバリスターだった

そりゃ金持ちだわ(ど納得)

この二つ、微妙に発音が違うんだけど、そっくりなんです。

英語ネイティブは間違えたりしないのかな?と思っていたら、こんな絵が…

Barrister vs Barista

バリスター(弁護人)が求人の仕事内容をちゃんと確認しなかったために、コーヒーを作るはめに…

やっぱり間違えちゃうんだ、笑

★この夫婦登場回↓

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★めちゃくちゃ日本びいきな友達↓

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