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そのときの局長はこっちが心配になるくらい、怒り狂っていた。興奮し過ぎて、声も震えるくらい。私はそんな局長を見つめながら、この人血圧大丈夫かなぁ…とか、あんまり怒ると心臓に悪そうだなぁ…とか考えてた。こういう人見てると、妙に冷静になるよね。
局長は新卒から30年間ずっとこの会社に勤めていて、きっとそういう人からすると「クビ」って恐怖の極みだから、めっちゃ怖がらせたつもりなんだろうけど、私からしたら屁でもなかった。むしろクビにしてくれよと思った。
結局そのシステムはITヘルプデスクによる遠隔操作の末、なんとか復活。システム不具合の原因はヘルプデスクでもわからず、迷宮入りとなった。古いシステムだったし慣れないまま操作していたから、確かに私が何かしたのかもしれないけど、データを取って世に送り出すという大事な仕事を優先するより、助手のお給料や体調を心配するとか、もう理解不能。あなた本当にプロなんですか?
しかも40分ぐらいかけて延々と説教したあと、「私、忙しいんだからこんなことで時間取らせないでよね!」と言い放った。時間取ってるの、アナタですからー!
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